オトナ女子も楽しめる今話題の’VR/AR/MRネタ’をご紹介するシリーズ！
季節外れの熱さになった4月22日、フィギュアスケートの羽生結弦選手のオリンピック2連覇の祝賀パレードがありましたね。
仙台市中心部のパレード会場沿道には10万人を超えるファンが集まり、ステージ付の車に乗った羽生君が、左右のファンに手を振ったり、ポーズをとったりと、爽やかな姿を見せてくれました。
ファンの方々も、羽生君に見てもらえるよう、あの手この手の工夫をして盛り上がり、翌日にはそのファンの様子もレポートされていました。
このパレードの時、羽生君の近くの手すりに取り付けられた、黒くて丸い物が気になった方、いませんか？
ご丁寧に「360度撮影中 ＮＨＫ」って書いてありました。笑
このカメラと、その映像について調べてみました。
写真：朝日新聞instagram by福留庸友
https://www.instagram.com/p/Bh4Y0BOj1JR/
黒くて丸い物の正体は？
これは、Insta 360 Proという、VRカメラです。これ一つで、360度ぐるっと撮影できてしまいます。
VRカメラにも色々な種類がありますが、このInsta 360 Proは、6つの魚眼レンズ(200度の範囲を撮影できる）で撮影した映像をステッチ（くっつけて）して、1つの天球型の360度映像をつくることができるのです。
NHKが採用しているだけありプロ仕様のハイスペックなカメラで、シャープな8KのVR映像が撮影できます。
さらに、高速撮影（スローモーション映像の撮影）、3D映像(飛び出しや奥行きのある映像）の撮影もできます。
参考：https://www.insta360.com/product/insta360-pro
どんな映像が見られるの？
今回は、羽生くんのすぐ隣に設置されていたので、羽生君を隣で見られるのはもちろんのこと、逆に羽生君の目線に立って、沿道の10万人のファンの様子を見ることもでき、パレードの様子をリアルに再体験することができちゃいます！10万人のファンからの熱い気持ちが、この映像からもリアルに感じられ、こちらも気持ちが熱くなりました。
さらに！
羽生くんがVRカメラに向かって金メダルを見せてくれるという、特別なサービスもしてくれています。
今までVRを見たことがなくても、ファンなら必見のショットです！
どこで観られるの？
今回の羽生君の祝賀パレードのVRムービーは、NHKのVRコンテンツ配信サイト「NHK VR」にて配信されています。
特別な装置がなくても、PCやスマートフォンで視聴できますので、ぜひお試しください。
視聴方法
1: NHK-VRのホームページから、観たいコンテンツを選ぶ。
2: すぐにVRムービーが再生されます。
以上！とっても簡単です。
注意点としては、ブラウザが最新バージョンでないと上手く動画が再生されない場合があります。また、ネットワーク環境によっては、映像が遅延したり止まったりしてしまうこともあるので、ネットワーク環境の良い場所（スマホ画面でアンテナがいっぱい立っている場所）でお楽しみください。
操作方法
こちらも簡単です。
１： 視点の変え方
PCの場合は、マウスのカーソルを画面上に合わせ、クリックした状態にすると、十字矢印の形に変わります。その状態で、観たい方向に上下左右に動かすと、映像も動いて視点が変えられます。スマホの場合は、同じく画面上に指を置き、ぐりぐりと動かす（スワイプする）と操作できます。
２： ズーム
基本的には、普通の動画と同じなので、迷うことはないと思います。PCなら、真ん中のボタンをぐりぐり。スマホなら、2本指で拡大縮小でしょうか。それぞれの環境で操作方法は違うと思いますが、いつも通りでやってみてください。
３： 画質の選択
映像の右下に「4K」「HD」という切り替えのボタンがあります。
もちろん「4K」にした方がシャープな映像になるのですが、動画の速度が落ちてカクカクした映像になる場合もあります。「HD」の場合、滑らかな動画ですが、ちょっとぼんやりした感じの映像になりますね。
どちらが良いかは、お好みで選択してください。
まとめ
羽生結弦選手の誠実な人柄があふれる、爽やかな祝賀パレードの感動をVRで再体験できるのは、ファンならずとも嬉しいですよね。NHK-VRでは、他にもパラリンピック選手の競技中の視点に立った映像、ニュース、観光など、NHKーVRならではの工夫を凝らしたコンテンツが無料で公開されていますので、チェックしてみてください。
おすすめを2つご紹介しますね。
イケメンの部屋に遊びに行き、小説を読んでくれる彼の隣にいるような感覚になれます。時々こっちを見てくれるのがたまらない！
平昌オリンピックで金メダルを取った女子団体パシュート。その選手が実際に滑っているスピード感をVR体験できます。3選手の視点を切り替えることができるのも面白いです。思っていた以上に選手間が近いんですね。
NHK-VRのようなクオリティの高いVRを体験することで、VRを楽しむきっかけになると思います。
